大手町フィナンシャルシティでの出来事
大手町駅構内で大手町フィナンシャルシティ内ビジネスライブラリーの会員証を拾得。電話したところ持って来いとのことだったので5分ほど歩いて届けた。でもお礼とかはナシ。無論お礼欲しさで届けるわけではないけど、もっと臨機応変な対応があるんではないかと思った。
以前空港の待合ロビーでスマホ拾ってゲートが閉じたばかりの飛行機の搭乗口にに届けたら、カウンターの人が即席で(気圧変化対応用の)飴玉を見繕ってこさえた袋詰め+「ありがとうございます、良い旅を」との手書きのメッセージカードをくれたことがあった。作業時間は2分くらいだろうし、コストも全然かかっていないけれども、こういうのをもらうと人助けをして良かったなと思えるものだ。私のような凡俗の徒はそういう現金な経験でもなければ自ら人格の陶冶などしないものだ。
そして思うのだが、こういうことが咄嗟にできるかどうかというのは、個別のマニュアルの整備とかではなく、自らの組織がどこを向いて仕事をしてるのかについてを意識化してその外部へとまなざしを向けられるか否かという、すぐれて当たり前の人間的なあり方に伴うものなのではないだろうか。そういう意味においても、自らも会社の人間である以前に、一人の人間であることを意識しないとなあと反省を新たにしたのでした。