sadaijin_nanigashiの日記

虚無からの投壜通信

日々のあれやこれやをいろいろと。

RoyalMailのひどすぎるサービス水準

2月にamazon.fr(フランス)から書籍を取り寄せた。

急ぐものではなかったので送料は一番安いやつを選択した。そして、2/23に発送の連絡が来た。メールでは到着は3/9前後になるとのことだった。配送を担当するのはイギリスのRoyalmail。

ところが、3/9を過ぎても一向に届く気配がない。数日どころか一週間経っても全然届かないので郵便局に電話して調べてもらったが「全く分からない」とのこと。追跡番号がないからとのことだが、日本自体に着いていないのではという話だった(日本国内で宛先不正確などの理由で届かなかったものは一応DBで一定期間管理されるらしい)。

で、このRoyalmailについて調べてみたところ、遅着紛失は当たり前で、イギリス国内でも事故が頻繁に起こるから大事なものはDHLとかを使うのが当たり前だそうな(ほとんど英語だが、https://jp.trustpilot.com/review/www.royalmail.com でカスタマーレビューを読むことができる。ちなみに評価は10点満点中1.2点。つまりは最悪レベル)。確かに外国の郵便会社のサービス水準はお粗末きわまりないのは私も外国に住んでいた時の記憶で分からないではないが、それでも一応ただの手紙はそれなりにちゃんと届いたし、国際小包も多少の遅れがあるとしても届くのが普通だった。ところがこのRoyalmailはそれすらまともにできないというのだから、ヘタをすると品物紛失(つまりはどこかで誰かが掠め取る)で悪名高い中国の郵便よりもひどい。仕方ないので損害賠償請求をするかいねとRoyalmailのサイトを調べてみたら、あちこちとたらい回しリンクで混乱させられた挙げ句、「EU域外の物品については25営業日以内のクレームは一切受け付けない」とデカデカと書かれているではないか。つまりは5週間までの遅着はよくある話だガタガタ言うなというわけだ。この辺の尊大さはさすがの大英帝国様である。

というわけで4月になるまで待つか……と諦めていたのだが、驚くべきことに今日無事配達の運びとなった。2万円損しなくてよかったよ……と思う暇もなく包装に貼られていたシールはこれ。

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いやー、確かに今日は雨降ってたけどさー、そんな丁寧に詫びなくていいですよ郵便局さん、と包装を見ると

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!!

何でこうなったと思わずにはいられない包装のダメージである。明らかにかなり激しく水などをかぶった痕跡が見られる。上から見るとこんな感じ。

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コンテナの隙間から雨漏りがあってそれが包装にかかったかなと考えられるのだけども、税関申告書に中身は本だと書いてあるにもかかわらずこの扱いはないだろう。

こりゃ配達時の物品破損のクレーム申し立てて交換してもらうのか、そうするとまたこの手の不毛なイライラを繰り返すのか……と思って包装をはがしたら、奇跡的にも中身の本にはほとんどダメージはなかった。背表紙に一部だけいわれれば分かるレベルの問題がある以外は、とりあえず難を逃れた格好だ。やれやれ。

正直、安物買いの何とやらというのを実感するほどのRoyalmailのサービス水準のひどさだった。次回Amazon.frから取り寄せを行う時にはちゃんとした配送業者を指定しようと思う。

それにしてもだ。Royalmailの評判の悪さにはちゃんと根拠があると分かったので、これをお読みの方も、Royalという尊大レベル極大な冠を乗せているくせにゴミみたいなサービス水準のRoyalmailは絶対に使わないことを、強く強くお勧めする次第です。