2015年独仏旅行(2)
ガラガラでかなり心配になる便ではあったが、使用機材はB787-9。最新型機で座席がスタッガード配列。トイレへの行きやすさより外の景色を眺めていたいので窓側の席を選ぶ。このタイプの座席に乗るのは4回目くらい(でも自腹で乗ったのはたったの一回)なのである程度勝手知ったるだが、フルフラットになるし個室感も結構高いこの座席は個人的には高く評価している。ケチケチルフトハンザなんかA380はビジネスクラスでも2-4-2のライフラット&飯は豪快にまずいし、ターキッシュ・エアラインズはフルフラットにはなるものの2-3-2の仕様なのでぐっすり寝るには慣れがいる。ラウンジとかが多少アレなのを除けば、ANAの新型ビジネスクラスは確かに人気なのもうなずける。しかし人気だということは、世の中にはお金持ちが多いんだなあ。欧州線なんか普通料金で買うと80万くらいですよ奥さん(割引を駆使すると45万くらい)。
搭乗し、一服している間には一応ウェルカムドリンクが出る。今回の旅行ではデュッセルドルフ到着後に友人と飯を食ったりする予定なので、とりあえず寝るまでは酒をガンガン飲んで起きたら水を大量に飲んで酔いを覚ますという作戦を採用した。というわけで最初の一杯目はスパークリングワイン。ガラガラっぷりが写真からも分かると思う。
で、飛行機が安定高度に達してからは飯。
アミューズグール。
「柚子風味のチーズバー, 燻製かまぼこ, 2種のオリーブとチーズ ハーブオイルとともに」だそうです。燻製かまぼこはおいしかった。あとはまあそんなものかという感じ。
前菜。
「コッパハムとメロン、鱸のブランダードと帆立貝のスモークのガトー仕立て」
メロンが原種のウリみたいな味気なさ。酒でバリバリムシャムシャと流し込む。
でも、鱸はおいしかったですよ。
メインディッシュは今回平目が選べたので、「平目のミラノ風 キャベツのクリーム煮と黒米添え」を選ぶ。酒は「マス・ピコサ・ホワイト・ネッド・グッドウィンMW・セレクション 2013 カプサネス」とかいうのをメニューに従って選ぶ。なんかこっちの方がいいかなあというテキトーな理由。
飛行機の中でこれだけのものが食べられるのであればいいんじゃないかなあという感想。そりゃ地上のレストランで食べるなら色々と論うこともできるけど、ソースと平目のバランスは悪くないし、米もおいしかったです。
デザート。
「ヨーグルトとブラッドオレンジのムースまたはショコラ フリュイルージュ」とのことでしたが、ガラガラだったので全部食べました。
また、奥に見えているのはチーズですが、
ミモレットがでけえ!
よくあるお洒落なフレンチレストランでチーズプレートを頼むと、ミモレットは向こうが透けて見えるくらいの薄切りにして出してくる事がほとんどですが、これはそういう店で出されるコンテ級の分厚さ。思わずCAさんに「こんな厚切り見たことないっすよ!」と言ってしまいました。CAさん曰く「チーズとかお酒がお好きそうでしたので」。デヴで悪かったな!(僻み根性)
ちなみに食後にはカミュVSOPを煽って一休み。
というわけで、現地が近づいてきて睡眠から覚めていただいたのはオレンジジュース。6時間くらいは機内で寝られましたが、それでも約12時間というのは遠いっすね。
つづく。