2016年フランス旅行(2): パリに到着
飛行機が安定高度に達すると、食事のサーブが始まった。ワインリストには珍しくギリシャ・サントリーニ島産の白ワインがあった。そういえばこの前テレビ番組で見たなーとか思い出しつつ頼んでみたのだけれど、……。話題性としてはいいのかな……。飛行機の中では味覚が鈍るせいもあるとは思うのだけど、渋みが強く、フルーツ香が弱いため、飲んでて楽しいというものではなかった気がします。
メインの食事は上記のようなもの。洋食を選びました。
内容はANAのWebサイトによると、
アミューズ
フォアグラムースとマンゴージュレ
ハムとトマトのアスピックとコルニッション
合鴨と林檎のタルトタタン風 くるみの飴 2種のオリーブとチーズ
ハーブオイルとともに
アペタイザー
ミラノサラミで巻いたリエットと鰯のスモーク アンディーブにオレンジソースを添えて
メインディッシュ
牛フィレ肉のステーキ 秋田県にかほ市産いちじくのローストとポテトのグラタンを添えて
デザート
ラズベリーとフロマージュブランのムースまたは洋梨タルト (結局両方食べた)
だそうです。鰯のスモークやステーキは結構おいしかったです。
そして食事と共にお酒も結構飲んで一通り酔っ払ったので座席を寝床モードにして就寝。以前は提供されていなかった寝床マットレスがあり、それを敷くことで椅子のパーツごとの段差が吸収され、腰などへの負担が軽減されるようだ。熟睡しちゃうとそんなのよく分からないのですが……
で、5~6時間寝たところで少し目が覚め、甘いものが欲しくなったのでアイスを持ってきてもらう。スゲー! ハーゲンダッツ(バニラ味)だ! 自腹でハーゲンダッツなんてここ数年買ってないよ! と驚きつつむしゃむしゃと食べ、再び軽く寝る。
飯食って酒飲んで寝てアイス食って寝て……を繰り返すうち、飛行機は目的地にかなり近づいていた。そして軽食が提供される。内容は、
煮 物 牛肉早煮
主 菜 鰆みぞれ煮 俵御飯
味噌汁、香の物
という和食を選択。相変わらず酒飲んでますが。白米に何となく落ち着く。食べ物については和洋中その他大体現地の食事に適応できる体質ではあると自負していたのだが、白米で一息つくあたりに自分がそれなりに年をとったことを感じずにはいられない。留学中も実際のところ結構な頻度で米炊いていたので、その辺はもしかすると実は変わっていないのかもしれないけれども。
軽食を平らげ、本を読みながら時間を潰しているうちに飛行機はシャルル・ド・ゴール空港第1ターミナルに到着。今は夏時間なので-7時間の時差があるため、まだまだ外は明るい。機内ではフルフラットシートでひたすら寝たこともあり、肩などはバキバキに凝ってはいるが疲労もそれほど激しくはない。陸マイラー万歳と言ったところだ。
以前と比べてそれなりに厳しくなった入管を抜け、タクシー乗り場へ。ホテルの場所を告げて市内へと移動する。ふと料金が気になってメーターを見たところ、表示は50ユーロのまま全く動かない。運転手氏に尋ねたところ、少し前から空港からパリ市内へのタクシーは昼間であれば50ユーロ固定になったという。駅からのタクシーと違って、空港からのタクシーは以前であってもボッタクリは滅多にいなかったと思うのだが、これも観光客の体験向上のための施策なのだろう。
そうこうしているうちにタクシーはホテルに着き、無事チェックイン。
時刻は午後6時半を回っていた。