sadaijin_nanigashiの日記

虚無からの投壜通信

日々のあれやこれやをいろいろと。

GWが終わってしまう

また日が開いてしまった。

SNSによる短文のやりとりになれてしまうと、こうしてまとまった量の文字を書くのは時として体力的にも精神的にもつらい。特に今のような精神状態があまり良くない時には、本来なら言葉としてそういう汚泥を吐き出した方が楽になるにもかかわらず、キーを叩くことにすら疲れを覚えるようになっている。

そしてまた明日から仕事が始まる。努力はほとんどの場合赤字であるということにはもうそれなりに長い人生を通じて慣れてきたはずだが、それでも赤字続きになると自分自身の尊厳をどう保つのかという懊悩に苛まれ続けることになる。

尊厳というのはなかなかに厄介なものだ。だが、それを保てなくなる、あるいは保つことができないような状況に貶められた人というのは、当然の帰結として世界そのものが敵対的であるという認識を持つに到る。そして世界から向けられた敵意に対しては当然の返礼として世界に制裁を加えたいという憎悪が熾火のように立ち上がる。

人格主義とは無縁の人間観が支配的な我々のこの時代においては、人間の尊厳はいとも簡単に貨幣にその場を譲ってしまう。

だが、それは間違いだ。努力が赤字続きの時にこそ、私たちはその知性を連帯のために使わなければならないのに。

無論、知性とやらが残っていればの話だが。